債券投資、社債投資で安定配当利子収入を得ているインベスターGです。
世の中はコロナ問題や、コロナ解雇など、暗い世相ですが、幸いなことに安定収入を構築してきた私は、特に問題なく、変わらずに安定収入を得ることが出来ています。今日は私の主力の収入の柱のひとつである債券について考察したいと思います。
債券、社債を買うには
債券を買うにはプライベートバンク、海外の証券会社などの方法があります。
日本の証券会社でも若干の取り扱いはありますが、ほとんどが投資対象にはならないような債券です。
債券は証券会社からしたら儲からない商品ですので基本的には売りたがりません。逆に言うと投資家にはありがたい商品です。
基本的に債券はプロ向けなので20万ドル~、そして香港など、国によってはプロインベスター認定といい、1億円以上の資産証明がないと購入ができません。そのため一般的な個人投資家からみたら、生債券にたいする投資を少々ハードルが高いかもしれません。
債券、社債投資の魅力
債券の大きな魅力が価格変動が緩やかであること、発行体が存続する限りは必ず決まった日に毎年配当(利子)が振り込まれるという点です。
金利も債券銘柄によりますが5~7%は比較的簡単に狙えます。なかには10%以上もあります。
債券も株のように価格が変動するのですが、リーマンショックやコロナショックなどがあった際もある程度の格付けの債券であれば下落しても80くらいに収まっている印象です。
投資不適格に陥らなければ、債券の値幅は限定的ですので、これは株からみれば、大きな安定ポイントになります。
債券は発行時が100です。そこを起点として上がったり下がったりします。安く変えればその分利回りが上昇します。そして仮に80で買ったとしたら、償還時は必ず100で買い戻されます。ですので非常に負けにくい投資と言えます。
逆に110などで買って、発行体が早期に償還をかけた場合も100で買い取りになりますので、その場合は損失になります。早期の償還が見込まれる場合は購入価格には注意した方が良いでしょう。
債券、社債投資の投資判断基準は格付け

債券投資をする際に、もっとも注意をするべきがやはり格付けになります。
格付け機関に対しては批判もありますが、基本的にはかなり参考になります、やはり投資をする際には大きな判断基準になります。
発行体の格付けが基本的にはBBB以上が投資適格になります。BBとBBBには雲泥のさがあり、このラインが投資適格と言われるラインになります。

上の表を見て頂くとわかるのですが、10年後の平均倒産確率がこんなに変わってきます。
投資適格だと倒産確率は2.87%ですが、投資不適格だと11.40%にまで高まります。当然のことながら、期間が長くなればなるほど、倒産確率は上昇します。
長期保有が基本になりますから格付けは高いに越したことはないでしょう。
新しい債券、社債投資であるココ債とは
あとは、ココ債の存在です。ココ債は発行体の条項に触れると強制的に株に変換される転換社債です。
主として世界の金融機関が発行する、株式と債券の中間の性格を有する新型証券(ハイブリット証券)の一つです。
ちなみにココ債が株に強制転換されたことは過去に一度もありませんが、通常の債券よりもリスクは高いものになっています。
私はリスクを理解したうえで金融機関のココ債にも投資をしています。
新しい債券、社債投資であるココ債の留意点
ドル建てのCoCo債は主に欧州の大手金融機関が発行しています。格付けのわりに金利が高く、格付けよりも信用力は高い印象です。
多くは自己資本比率がトリガー(5.125%や7%)にヒットすると元本削減や株式転換が行われる設計になっています。
リーマンショック以降、大手銀行の自己資本比率に関しては、規制が厳しくなったこともあり、世界の大手銀行の自己資本比率はかなりの上昇傾向にあります。
そのため、金融機関の自己資本比率は分厚くトリガーヒットの可能性は以前と比べてかなり低くなっています。
リーマンショック級の金融事故が起こったとしてもトリガーヒットしないレベルまで、多くの金融機関が自己資本比率を積み増しているため、数兆円レベルの損失が数回発生しない限りは、トリガーにヒットすることはないといって良いレベルです。
しっかりとリスクを把握、管理できるならば、ココ債は投資対象として優秀です。
このように債券投資ならば手堅く6~7%の金利を得ることが可能です。
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