社債債券投資で安定的収益を得ているインベスターGです。
社債債券投資の強みが必ず利息が振り込まれるという手堅い部分にあります。
唯一のリスクは発行母体の倒産、破綻です。
今回はこの社債債券投資についてお話しできたらと思います。
社債債券投資はローリスク・ミドルリターンが可能
大きな資金を運用するには株式運用ではリスクが高すぎます。
大きな資金を運用するためには、やはり、不動産と債券運用がメインになるかと思います。
社債債券投資の大きなメリットが必ず利息が決まった額振り込まれる点です。
不動産賃貸運用も良いのですが、例えばテナントが退去して空室が出るリスクや、突然の修理費、固定資産税などの値上げ変動など、意外と安定しない部分もあります。(そのためたくさんの物件を保有し、リスクを分割します)
ところが、社債債券投資は必ず決まった額が利息として振り込まれますのでこれは大変なメリットです。
場合によっては債券価格そのものも上昇することがありますから、キャピタルゲインも得られます。
私のような日本非居住者であれば、税金もかかりません(アメリカで発行された債券に関しては居住地にかかわらず税金がかかります)
サンライフやFTLIFE、AXA香港など大手保険会社も社債債券投資で運用をしている
確定利回りを得られることから、サンライフやFTLIFE、AXA香港などの、大手保険会社の運用も社債などの債券投資で運用をしています。その運用益と、加入者からの保険料で、保険会社経営は成り立っています。
例えば香港のサンライフ保険ですと、だいたい3.5%~4%を利回り予想として出しているかと思います。
ところが、生債券に投資をすれば5%~8%程度での運用が可能です。税金や保険会社に支払う手数料もかかりませんので、貯蓄目的で運用をするならば、わざわざ手数料の高い保険会社の商品を買う必要はありません。
保険会社の見積もりは、非常に運用が良いように出してくることがありますが、よく見てほしいのが、確定利回り部分と、予想利回り部分です。多くのケースが予想利回り部分の運用が、かなり高利回り設定になっています。あくまで不確定ですから、鵜呑みにしてはいけません。
ですので貯蓄投資目的であれば、保険会社の商品よりも当然、自分で生債券を買った方が運用利回りは良くなります。
ただ、死亡保障を目的とするならば、生命保険として加入するのは有利でしょう。
契約にもよりますが、生命保険であれば、加入した次の日に死んでも死亡保障が支払われますから。
社債債券投資のデメリット
デメリット①
大きなデメリットが、多くの社債債券の最低投資額が、200000USD(2000万円)からということで、ハードルが高いということです。
買える証券会社も限られており、国内の証券会社では無理でしょう。
多くは海外プライベートバンクや、海外の証券会社で多くの銘柄取り扱いがあります。
香港のプライベートバンクや一部金融機関にて取り扱いはありますが、香港の場合プロ投資家認定というものが必要で、その認定には1億円が必要ですのでいずれもハードルが高いようになってます。
私は海外の証券会社で社債債券投資をしています。
デメリット②
企業の倒産リスクを投資家が引き受けることになります。そのため、発行母体の格付けや、債券銘柄の格付けをよく確認することが必要です。
債券にも種類があり、優先社債(通常債券)、劣後債券、転換債券(COCO債など)があります。
私は劣後債券をメインに買っています。
社債債券銘柄によってはCOCO債も選択肢に入ってくるかもしれません。バーゼルによる自己資本の積み上げ率など、よく調査をして買う必要がありますが、世間で言われるよりはリスクは低いかもしれません。ある程度の市場評価がついているのは債券価格からも、推測がつきます。
いずれにせよ、企業の経営資本や、経営状態がしっかりとしていることを確認することが大切です。
私が投資した社債債券利回りは平均7%程度
参考までに私が投資をした銘柄について書きたいと思います。
債券銘柄A 海外メガバンク
利回り7.195%(実質利回り6.8%)
発行体格付けA+
債券格付けBBB-
債券銘柄B 海外商業施設運営会社
利回り6.375%(実質利回り8.5%)
発行体格付けBBB
債券格付けBB+
債券銘柄C 海外大手保険会社
利回り 4.75%(実質利回り5.8%)
発行体格付けA+
債券格付けA
いずれもアメリカが利上げしていた2019年の安い時期に買えましたので、債券価格が下がっており、実質利回りが上昇しています。
銘柄Cはコロナ騒動で下落した際に買いました。株と債券は逆相関関係にあるとされるのが一般的ですが、リーマンショックやコロナショックのように、大幅な下落の際は、債券も下がるようですね。今回もかなり優良な社債債券銘柄が軒並み安くなっていました。
債券価格も銘柄によりますが、時期によって上下します。
だいたい70~110くらいの間で推移しているような印象です。
キャピタルゲインも取れます。社債債券投資は不動産と違ってクリックひとつで、売却現金化もできます。
不動産ももちろん魅力ですが、テナント退去や修理、政府の方針により税額の変動など、不確定要素は意外と多い。
今後も不動産投資も継続しますが、社債債券投資もしっかりと充実させていこうと思います
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