今回約1年ぶりにフィリピンのセブ島を訪れました。
昨年、永住権ビザ(SRRV)の申請取得のためにフィリピンを訪れて、それ以降となる久しぶりの訪問になりました。
今回は銀行口座のメンテナンス、不動産管理会社への訪問、固定資産税の支払いや、不動産権利証(CCT)の発行状況、現地視察諸々を行いました。
約1か月間ほどのセブ島滞在でしたがその間、感じたことなどをシェアできたらと思います。
フィリピンセブ島の物価上昇。値上がりがすごい。
まず感じたことが、生活における物価上昇。値上がりです。
タクシー代も上昇しましたし、レストランの値段なども上昇しています。細かいですがジプニー(公共バスみたいなもの)の初乗りも7ペソ→8ペソに上昇していました。
例えば老舗ジャパニーズレストラン【呑気】で海鮮丼とウニを食べたら以前でしたら1200円?くらいだったかと思います。先日同じものを注文したらなんと1800円ほどになっていました。
日本人がそれなりに過ごせるような、生活をフィリピンでするとなると、ほぼ日本と変わらないくらいのお金はかかるかと思います。
全体的な物価上昇、値上がり感として、体感で30%程度は上がっています。現地の友人に聞いたところ、現地人の給料も全体的に大きく上昇しているとのこと。求人自体が以前より格段に多くなっていて、人材の取り合いになっている業種も多くあり、以前のような格安、安い給料での雇用はもう難しいようです。あまり安いと他の企業に取られてしまうわけですね。フィリピンにとっては良い傾向かと思います。
しかし、リタイアメントで日本の年金で暮らすような方にとっては益々暮らしにくい状況になっているかと感じます。値段は高い割に、クオリティはやはりまだまだ低いわけで、コスパでみると正直微妙です。
フィリピンのセブ島不動産物件価格や家賃貸料も上昇
フィリピン全体のコスト上昇に伴い、セブ不動産物件価格と家賃賃貸料も上昇しています。私が投資をしているマクタンニュータウン(8 Newtown Boulevard)のユニットも更新の度に僅かですが家賃が上がっています。
ちなみに現在の賃料は38000ペソです。
ただ、その代わり、不動産管理会社の手数料も大きく値上がりしています。全体的なコスト増や、人件費の高騰で、高くなってしまったようで、これは致し方ありません。
フィリピンセブ、マクタン島の不動産はそれなりの賃貸需要があるようで、現在に至るまで、テナント探しに困ったことはありません。
過去にテナントが退去した際も、すぐに新規テナントが入居され、1か月間以上空室になったことがありません。
ちなみに、これはマクタン島に限った話のようで、セブシティ側になってしまうと少し賃貸付けが難しくなるようです。
こちらは単純に需要と供給の問題なのかと個人的には思います。
セブシティには外国人が住めるような、それなりの高級物件がそれこそかなり沢山ありますが、マクタン島になりますと外国人が住めるような高級物件は大分限られてきます。
外国人が住める対象物件が少ない分、マクタン島の高級物件は賃貸付けが有利なのかと思います。
不動産はとにかく需要と供給のバランスで全てが決まります。供給数が多すぎる場合、当然テナント探しは難航しますし、物件価格も上がりません。マレーシアのジョホールバルなどその典型で、現在でも物件運営に苦しんでいるオーナーは多いかと思います。
私はセブシティ側には物件を持っていないので、その点は良かったかと思います。(セブシティの物件が悪いわけではなく、現時点ではマクタン島の方が賃貸付けがしやすいというお話です)
フィリピン不動産物件の伸びしろ、セブ島マクタンニュータウン(8 Newtown Boulevard)の今後
しかしマクタンニュータウンの戸数も尋常でなく多いので、価格が安定せず、投げ売りなども多かった物件かと思います。
こういった影響で完成から現在に至るまで、購入価格を上回る価格で売却できた方は少ないかと思います。
が、これも需要と供給の問題で、個人的な感覚ですが、いずれ価格は安定して、転売の不動産価格は上がるかと思います。もう売ってしまったオーナーさんは仕方がありませんが、しばらく様子を見るのは個人的にはありかと思います。
これだけインフレが凄いなか、多くの現地不動産は本当に値上がりをしています。
大手デベロッパーのメガワールドの現在の販売価格なども非常に高く、現実と乖離しているように感じますが、これが本来の相場なのかと思います。
マクタンニュータウンは多くの日本人が買いすぎて、そしてあまりに売り急ぐばかりに、需要と供給のバランスが完全に崩れ、実態と乖離している状況が長く続いています。
しかし、いずれその乖離が、落ち着く時が来るかと個人的には思います。
そして現地通貨フィリピンペソも、ゆくゆくはもっと強くなるかと個人的には思っています。
現地通貨フィリピンペソを家賃として受け取りながら、たまに現地に遊びに行き、しばらくはこのフィリピン投資を継続していこうかと思います。
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