こんにちは。トラストディードインベストメント投資で高金利を得ているインベスターG.です。
アメリカ不動産の面白いところが、不動産の直接保有以外に、不動産のローンに投資ができます。
これをトラストディードインベストメント(TDI)と言うわけですが、これがなかなか面白い投資になっています。
今回、私はフリッパーと呼ばれるフリップ業者に資金を貸し付けしていました。条件が年利9%。
これが今回半年ほどで資金が返済されたので、残念ながら?4.5%の収益で終了となりました。
そんなに高い金利を支払って誰が借りるのか?

投資手法としては至ってシンプルで銀行が融資するスタイルと同じです。
不動産を担保にとって、60~70%程の融資率に抑えてお金を貸し付ける。
もし、返済が滞れば、不動産を没収して、資金を回収します。
私が当初疑問だったのが、誰が何故?こんなに高い金利を払って借りるのか?という部分でした。
結論としては、フリップ業者と、プロの不動産投資家。こういった人々が主な借り手です。
借り手はフリップ業者と、プロの不動産投資家

フリップ業者
フリップ業者は物件を仕入れて、短期でリフォームをして転売します。それまでの繋ぎの資金のために融資を利用します。回転が早いため、銀行の融資よりも早く借り入れが可能なトラストディードインベストメントを利用することが多いようです。
プロの不動産投資家
プロの不動産投資家の場合は、借り入れをしてもなお、利益が出せる物件に対して、トラストディードインベストメントを利用します。
こちらもフリップ業者と同様に出口は売却時の利益。それまでの繋ぎの期間、ローン融資を受ける。
売却までの期間、金利をずっと支払う訳ですが、賃貸利回りが借り入れ金利を上回るように設定できれば、借り手の不動産投資家としてもリスクがかなり抑えられます。
貸し手と借り手、双方にメリットがあるのが、トラストディードインベストメントです。
リスクは限定的だが存在する

貸し手としては、物件を担保に融資をするので、リスクは限定されますが、万が一ローンが焦げ付いた際は、やはり色々と面倒なようです。
資金回収のために、弁護士を雇う必要が出てきたり、無事に物件を没収して売却できたとしても、それまでにかかった期間や手間に応じて、経費がかかります。特に弁護士費用は馬鹿にならないようです。
そのため場合によっては、元本を割り込むケースや、元本を大きく棄損するケースも、なくはありません。
ですので、基本的にはしっかりと返済が得られる案件に投資をしなければいけません。
物件抵当権は第一抵当権に設定し、なるべく融資率を抑えるところがポイントになります。
高利回りのTDIはメリットも多い

どんな投資にもリスクがありますが、トラストディードインベストメント(TDI)はローリスク、ミドルリターンと言えるかと思います。
高い利回りは魅力ですし、物件保有と違い空室リスクや、メンテナンスがありませんから、手間がかかりません。本当に金利を受け取るだけです。
投資家の中にはトラストディードインベストメントしかやらないという方もいます。
私も、もっと多くローン投資が出来ればと思うのですが、借り手のタイミングもありますので、トラストディードインベストメント案件を見つけるのは少し大変です。
投資出来たとしても、資金返済後に、すぐに他の案件を見つけられなければ、結果として資金を寝かしてしまうことになり、年間の利回りが低くなることもあります。
資金が戻ってくるタイミングも、今回のように早期返済があるので読めません。良い案件情報をどれだけ常時持つことが出来るかどうかが勝負になります。
トラストディードインベストメントのローン債権を扱う、ブローカー企業などもあるようなので、その辺も今後調べていこうと思います。
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